喪服についてご紹介いたします
「お寺でおみおくり」の齋藤です
今回は、ご葬儀の際の服装とされる喪服についてご紹介いたします
今では一般常識として考えられている黒の喪服ですが
長い日本の歴史をたどれば、白の喪服の時代もありました
黒の喪服が一般的になったのは、明治30年の皇室の葬儀の際
政府は黒い喪服が一般的だった列強諸国の目を気にして
黒に統一されたのがきっかけでした
また、一般庶民に黒の喪服が急速に浸透していったのは戦後になってからです
戦争中、戦死者を送る葬儀が増え、汚れの目立ちにくく手入れのしやすい
黒が受け入れられ、欧米諸国の影響もあり広まりました
そして、現在に至るわけですが、
こうしてみると黒の喪服が主流になってからの歴史は浅いように感じられます
私たちの生活の中で、常識と言われていることの中にも
歴史を紐解くと色々なことが見えてくることに感心をもちます
故人様をおみおくりされる際に、何より大切なのは故人様を偲ぶ気持ちです
皆さまで故人様をおみおくりください
「お寺でお葬式」という選択